シンガポールに初めて、日本人、音吉が住んでから、
いったい何人の日本人が、ここで
死んでいったのだろう。
MRTセラングーン駅から、70番(他にも行けるバスはいろいろある)
のバスで、5つめで降りる。
5分くらい歩き、閑静な、一軒家住宅地の中に、
日本人墓地公園はある。
傾きながら並ぶ墓。
明治の墓が多い。
最古の墓。
戦争でなくなた人の合同墓碑。
私たちのほかに、二組と一名が、来ていた。
ベンツでさっと来て、線香をあげ、帰って行った中年男性。
その奥様は、手の合わせ方から、日本人ではない様子。
一つ一つの墓の写真を撮る若い女性も。
彼女は、帰るとき、一礼して門を出て行った。
ここの土となった日本人の
さまざまな人生を、考える。
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