今年、シンガポールは、今が、お盆(中元)。(毎年変わる)
あの世から、帰ってくる霊を、慰める。
日本と違うのは、
祖霊だけではなく、
帰ってきた身寄りのない霊(餓鬼=ハングリーゴースト)をも、供養する こと。
仏教の盂蘭盆と道教の中元が 、ミックスした行事。
霊たちを慰め、施し、再び送り返す儀式は、
大衆演劇を伴っている。(この形は、 中国の福建省や台湾で見られる。)
この劇は、霊たちを慰めるためのものであるから、
本来は、観客はいないそうだが、ここシンガポールでは
50名位の観客がいた。
もっとも、前から2列は、空席だったが・・・・・。
(霊たちの席なのか。)
パークオアシスの隣のホッカーの空き地で、
中元のお祝いのテントが組み立てられている。
食事を楽しんだり、オークションをしたり。(まるで、市場のせりみたいに聞こえる。)
毎年、毎年、同じような劇だけど、年配の中華系は、
楽しみにしているそうな。
夕方、日の落ち始める頃、
楽屋裏が、準備を始める。
日が落ちたとは言え、30度はある中、
開け放されたテントの中で、
年季の入った女優達が、一心に、鏡に向かい、
顔を、作っていく。
まるで、昭和な映画の一場面を
見ているよう。
劇は中国語。
テント前の、 ビッグな線香(180CM位)
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