おもに、シンガポールでの生活を綴ります。

2012年8月18日土曜日

シンガポールのお盆

今年、シンガポールは、今が、お盆(中元)。(毎年変わる)

あの世から、帰ってくる霊を、慰める。

日本と違うのは、
祖霊だけではなく、
帰ってきた身寄りのない霊(餓鬼=ハングリーゴースト)をも、供養する こと。

仏教の盂蘭盆と道教の中元が 、ミックスした行事。


 霊たちを慰め、施し、再び送り返す儀式は、
 大衆演劇を伴っている。(この形は、 中国の福建省や台湾で見られる。)

この劇は、霊たちを慰めるためのものであるから、
本来は、観客はいないそうだが、ここシンガポールでは
50名位の観客がいた。

もっとも、前から2列は、空席だったが・・・・・。

(霊たちの席なのか。)
 



パークオアシスの隣のホッカーの空き地で、
中元のお祝いのテントが組み立てられている。
食事を楽しんだり、オークションをしたり。(まるで、市場のせりみたいに聞こえる。)



毎年、毎年、同じような劇だけど、年配の中華系は、
楽しみにしているそうな。


 夕方、日の落ち始める頃、

楽屋裏が、準備を始める。


日が落ちたとは言え、30度はある中、

開け放されたテントの中で、

 年季の入った女優達が、一心に、鏡に向かい、

顔を、作っていく。


まるで、昭和な映画の一場面を

見ているよう。



劇は中国語。





テント前の、 ビッグな線香(180CM位)

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