おもに、シンガポールでの生活を綴ります。

2012年4月22日日曜日

お通夜(中華系キリスト教式) @シンガポールHDB

4月19日、木曜日に、
教会の中国語礼拝に出席しているおばあさん(86歳)が亡くなった。

20日、金曜日にお通夜に参列した。

彼女は、私が出席する聖書勉強会のメンバー、マーガレットのお母さん。

住まいは、HDB。長男家族と同居していた。

お通夜会場は、HDB下の空きスペース。

葬儀社が設営した、白い幕に三方を覆われた5m四方くらいのスペースの中で、
正面に故人の写真。

詩篇23編6節の書かれたタペストリー。

「まことに私の命の日の限り、いつくしみと
恵みとが、私を追ってくるでしょう。
私は、いつまでも主の家に住まいましょう。」

周囲に生花の花輪。真ん中にお棺が、置かれていた。

それに向かって、12脚の椅子が、10列並んでいて、前の列には親族が着席。

親族は、揃いの白いTシャツを着ている。


参列客は、シャツにスカートや、半ズボン、サンダル、良くて靴。

縞柄や、花柄もあり。いわゆる普段着。

日本みたいに、髪型、化粧、アクセサリーにまで、
気を遣うなんてことは、一切なさそう。

ただ、色合いは、灰色や、ブルー。

赤や、ピンクの暖色系を着ている人はいない。


日本式に、黒を 着ていくと完全に浮く。


香典(お花料)は、会場に着いた時に、マーガレットに渡した。

マーガレットは、封筒に名前を書くと、
帳簿係りらしき人に、渡す。

最初から、名前を書いて渡しても良い。

帳簿係は、すぐに袋を開き、名前と金額を、記帳していた。

香典袋は、白無地の小さめの封筒。(文房具屋に売っているサイズで、小さいもの)

中身は、同じ勉強会の仲間のお母さんなので、50ドル。
(同じ教会の方から、聞いて)

香典係の手元には、10ドル札が多かったから、
ただの近所や知り合いは、それより少ないかもしれない。

8:00pmから式が始まった。

教会の兄弟が、司会。
神様に従って生きた故人の簡単な紹介と全員での聖歌、司会のお祈り。

別の兄弟が、メッセージ。

全部で、1時間弱。

最後に、親族が、お棺の周りに立ち、
弔問客が、ひとりずつ順番に故人(顔を見る)と親族(握手)に 挨拶。

そのあとは、ケータリングが、用意されているので、残って食べてもいいし、帰ってもいい。

シンガポールのお通夜は、いつ来て、いつ帰ってもいい。
式の前に帰った人もいたし、式の途中で来た人もいた。

夜中起きているので、麻雀が始まることはよくあるという。

明後日22日、日曜日午後には、もう一度、今度は、中国語で通夜式があり、
お葬式は、月曜と、アナウンスされた。
お葬式が、4日後ということは、もちろん遺体は、防腐処理(蝋化)されているそうだ。

お葬式は、主に親族中心なので、その他一般は、通夜に出席する。

式の30分前頃に来て、遺族と話し、飲み物(水)やつまみ(かぼちゃの種や、落花生)をいただき、
式に参列し、帰る、のが良さそう。

故人は、今週、礼拝に出席し、なくなる日の朝ご飯を食べ、しばらくして見に行ったら、
亡くなっていたそう。

マーガレットは、
「とっても幸せな亡くなり方だったの。」と言っていた。

86年のこの世での生活を、無事終えて、今は天国にいる。



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